自賠責保険が分かる:自賠責保険について、また保険料や請求方法について説明しています。

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自賠責保険と原付バイク

自賠責保険だけで備えは大丈夫なのでしょうか?

答えは当然「NO!」です。

自賠責保険は先にふれたようにあくまで対人のみの損害を補償するものでありその限度額も限られています。ですので例えば事故を起こしてしまい、被害者に怪我を負わせてしまったならば自賠責保険の範囲内で怪我の治療や休業補償などがすべてまかなえればいいのですが120万円しかない範囲の中で済んでしまうのは小さな怪我でなければないことでしょう。
具体的にいえば普通に勤めた人が60日ほど通院したとしておおよそ休業補償と慰謝料で100万円余にはなってしまいます。治療期間が120日あれば慰謝料も60回×2倍までなので120日分と同じになります。これでは到底足りず、自分で不足分を相手方に払わなければなりませんね。

おもには、原付バイクに乗っている方が自賠責保険のみしか加入せず、事故にあったときに苦労やトラブルが多くなっているように散見します。気軽に運転でき小回りの利く原付バイクだからこそ、出会いがしらや路地での事故に対してしっかり備えておくべきではないでしょうか。
自転車と原付バイクが路地でぶつかったりすれば、自転車は軽くふっとばされてしまい打ちどころによっては大きな怪我や死亡事故にもつながりかねません。また自身が原付バイクで車にぶつかったとして、自分に過失がい大きければ自動車の方から十分に賠償を得られないかもしれません。そういうときのためにこそ、自賠責保険だけでなく原付バイクでもしっかり任意保険に加入しておくべきだと私は思います。

原付バイクにも自動車保険として、対人、対物、搭乗者傷害、人身傷害補償など自由に設計することができます。
自転車感覚で運転できるためどちらかというと軽視しがちではありますが、体が表に出ている原付バイク(普通の二輪バイクも同様ですが)にこそ自身の怪我に備える気持ちを持つべきでしょう。
 

自賠責保険はあくまで最低限の備えを「強制」されているのもです。
自動車や原付バイクを運行するものはそれ相応の責任が生じます。それに運転免許証というものは、あくまで「免許」であるので「運転することを許されている」と考えるのが本筋です。その辺を「権利」とはき違えていると痛いしっぺを食らうことになるでしょう。

原付バイクは特に自賠責のみで任意保険の加入率は低い傾向にあります。
今一度自賠責保険のみならず任意保険について真剣に考えることを原付バイクユーザーの皆さんに望みます。

 

 

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