自賠責保険が分かる:自賠責保険について、また保険料や請求方法について説明しています。

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自賠責保険の保険料

自賠責保険の保険料について見ていきましょう。

自賠責保険の保険料は昭和60年ころから平成9年ころまでの間、自家用乗用自動車に関して言えば段階的に下げられていく傾向にありました。その中で自賠責支払件数や支払額は増加傾向にありました。しかしながら累積運用益を有効活用し保険料の水準をなるべく低く抑えるようにされていたと言われています。

平成14年の制度改定に伴い保険金の支払いと保険料が均衡するように保険料水準を見直して引き上げとなりました。しかしながら保険料が引き上げられた部分に対して交付金を出すことによって、契約者の負担を低く抑えてきたというわけです。
ですので自家用乗用自動車の保険料で比較すると平成14年からは本来33,470円になるはずの所を差額を交付金で埋めることによって実際の契約者負担は平成9年からの保険料とおなじ27,600円に抑えられていたということです。

その後平成17年18年と徐々に交付金の額は減少傾向となり19年度には自家用乗用自動車の自賠責保険料は30,830円となります。

平成20年4月1日、自賠責保険料は大きく変わりました。
自家用乗用自動車で30,830円から22,470円に(24か月)、営業用貨物車2トン超においては70,650円から49,040円へと大幅に値下がりしました。正直驚きましたがほとんどの車種で安くなりましたね。
こうした大きな値下がりの背景には、自賠責保険の事業が大きな黒字であったとも言われています。詳しいデータはわかりませんがこれまでの方向から大きく転換したとも言えると思われます。いずれにしても自賠責保険の値下がりは契約者の立場で考えれば大変うれしい結果になったと思います。
参考までに主な車種における自賠責保険料を下記に掲載いたします。

 

自家用乗用自動車    改定前  30,830円(24か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  22,470円
軽自動車(検査対象)    改定前  25,000円(24か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  18,980円
自家用小型貨物車    改定前  25,940円(24か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  19,290円
原動機付自転車    改定前  10,140円(24か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  8,790円
営業用普通貨物車    改定前  70,650円(12か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  49,040円
営業用乗用自動車(個人タクシー)    改定前  29,110円(12か月)  →   改定後(平成20年4月1日以降)  24,300円
 

 

 

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